高収入「伊藤忠商事」の社員との結婚を考えてみる

１．株式会社伊藤忠商事とは？

日本を代表する総合商社である伊藤忠商事は1858年に繊維問屋からスタートしました。創業者である伊藤忠兵衛は、近江商人で皆が幸せである商いを重視した精神が、今の伊藤忠商事にも根付いていると言われています。新しいビジネスに挑戦したり、チャレンジ精神を重視し、年齢に関係なく自由に意見できたりする社風があり、従業員数は4200人、関連会社も含めると6万人を超える社員がいます。本社は東京と大阪にあり、国内9店、海外114店、関連会社は約350社もある大商社です。繊維、機械、金属、エネルギー・化学、食料、住生活、情報、金融などあらゆる分野に裾野を広げていますが、身近な存在としてはコンビニのファミリーマートが伊藤忠グループとして知られています。

２．社員のタイプや働き方は？

大手商社だけに社員はみな根性があり、チャレンジ精神旺盛な人が多いです。働き方改革を推進するために、朝方勤務の推奨、深夜残業の禁止、残業は20時までというのが原則とされています。また、110運動といって、一次会は10時までに切り上げたりする仕組みも徹底されています。オンとオフをしっかり切り替えて集中して仕事をするという意味では、働きやすい職場です。部門をカンパニーと呼んでいますが、部門ごとに雰囲気が全く異なるようで、営業系は体育会系、管理部門は役所体質的な人柄が多く、良くも悪くも周りが持っているイメージ通りの会社という感じです。

３．結婚後メリットになる福利厚生は？

伊藤忠商事は大手商社らしく、福利厚生には高い定評があります。社員の平均年収が1400万円ほどありますし、福利厚生が手厚く、きめ細やかに行き届いているようで、結婚後に会社の待遇で不安になることはまずないと言っていいでしょう。特に、退職金諸制度や海外勤務手当が手厚く、海外勤務だと30代でも年収2500万円ほどになると言われています。また、社内の人材育成のための教育制度も整っているので、どんどんスキルアップしようとしている人には魅力的です。また、伊藤忠商事に限ったことではありませんが、いわゆる日本の大商社は社員とその家族の生活に対して非常にクオリティーの高い福利厚生を用意しています。商社マンは海外赴任がどうしても付きものとなりますので、結婚相手として商社マンを選ぶことに不安を持っている人も多いと思いますが、海外赴任者とその家族については現地でのサポート体制がしっかりしていますので安心です。例えば、住宅面でも現地では高級住宅地といわれる地区に確保してくれますし、国によっては配偶者や子供の車送迎、家事を行うメイドなど専属スタッフまで完備されていることも珍しくありません。もちろん、海外赴任手当というものも高額に支給されるので国内の社員よりも優遇されている面もあります。